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エンジー、ブラジルにおける太陽光発電の出力抑制対策としてビットコイン採掘を検討

エネルギー大手は、ブラジル東部にある最大規模の太陽光発電所「アッスー・ソル」において、ビットコイン採掘や蓄電システムといった形で地域の電力需要を追加する案を検討している。これにより、地域電力網が吸収できないエネルギーを活用できるようになる見込みだ。

エンジー、ブラジルにおける太陽光発電の出力抑制対策としてビットコイン採掘を検討

エンジー、ブラジルで削減されたエネルギー活用へビットコイン採掘事業開始を検討

グローバル電力企業エンジーは、ブラジルにおける余剰太陽光発電を活用する代替案を模索している。 報道によれば、エンジーのブラジル担当カントリーマネージャー、エドゥアルド・サッタミニ氏は、同フランス系エネルギー複合企業が最大規模の太陽光発電施設「アッスー・ソル」で生産される電力の一部を、現地のビットコイン採掘やデータセンター運営に充てることを検討中と述べた。

ただし、同社は現在これらのプロセス向けに削減されたエネルギーを引き受ける他社を検討中だが、サッタミニ氏は「この選択肢の背後にある物流には、関心を持つ企業が複合施設近くにインフラを建設することが含まれるため、迅速なプロセスにはならない」と認めている。

Engie Eyes Bitcoin Mining to Address Solar‑Power Curtailment in Brazil

「来月にも実現する話ではない。実施には数年を要する」と同氏は強調した。 東部リオグランデ・ド・ノルテ州に位置するアッソ・ソルは2025年1月に操業を開始。当時、完成時には752.7MWの発電能力を持つと予測されていた。

この大規模な発電量は同社にとって悩みの種となっている。送電網が全電力を吸収できないため、発電量を削減せざるを得ないからだ。この「発電抑制」と呼ばれるプロセスは太陽光企業に数十億レアルの損失をもたらすが、エンジーは影響を受けた発電量の規模を明らかにしなかった。

エンジーはブラジル最大の非国有電力事業者であり、アッスー・ソルに加え、水力・火力発電所を含む全国11の複合施設を運営している。同社はエンジー・ブラジル(旧トラクテベル・エネルジア)の過半数株式を保有し、約9,000MWの設備容量を有する。

アッスー・ソルにおけるビットコイン採掘業者やデータセンター向け電力供給事業者としてのエンジーの台頭は、廃棄されるはずの電力を販売する必要性が高まれば、同社の他の発電所にも同様の契約をもたらす可能性がある。これにより第三者が同社と提携する道が開かれ、ブラジル国内のビットコイン採掘業者やデータセンター運営者に新たな機会が提供されることになる。

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FAQ

  • エンジーはブラジルにおける余剰太陽光発電の活用として何を検討しているか? エンジーはアッスー・ソル発電所の電力を活用し、現地のビットコイン採掘やデータセンター運営に供給することを検討している。
  • この計画実施における課題は? 物流面では、関心を持つ企業が施設近くにインフラを構築する必要があり、サッタミニ氏の見立てでは完成までに数年を要する見込み。
  • アッスー・ソル発電所の容量は? 2025年1月に稼働を開始したアッスー・ソル発電所は、完成時に752.7MWの発電能力を見込むが、現在は送電網の制約により出力抑制が発生している。
  • エンジーはブラジルエネルギー分野でどの程度重要な役割を担っているか? ブラジル最大の非国有電力会社であるエンジーは11のエネルギー複合施設を運営し、総設備容量は約9,000MWに達する。これにより太陽光エネルギー分野における市場連携の新たな可能性が開かれる。
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