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Bitdeerがビットコイン採掘効率の新記録を達成、Sealminer A4シリーズが登場

Bitdeer Technologies Groupは火曜日、ビットコインマイニングリグ「Sealminer A4」シリーズを発売しました。フラッグシップモデルは1テラハッシュあたり9.45ジュールの消費電力を実現しており、主要メーカーが発表したマシンの中でも最も電力効率に優れた機種の一つとなっています。 主なポイント:

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Bitdeerがビットコイン採掘効率の新記録を達成、Sealminer A4シリーズが登場
  • Bitdeerは2026年4月7日にSealminer A4 Ultra Hydroを発売し、9.45 J/THという業界トップクラスの効率を達成しました。
  • SEAL04チップを搭載したA4シリーズは、前世代A3シリーズの12.5 J/THを凌ぐ性能で、半減期後に利益率の低下に直面するマイナーの電力コスト削減に貢献します。
  • 発売当日のBTDR株価は約2.8%上昇しましたが、出荷時期や価格はまだ明らかにされていません。

Sealminer A4 Ultra Hydroは、ビットコインマイナー向けに9.45 J/THで886 TH/sを実現します。

シンガポールに拠点を置く同社は、Bitdeerが自社マイニングハードウェアの開発・製造に活用している社内ASIC部門「Sealminer」ブランドを通じてA4シリーズを発表しました。このシリーズは、先進的なプロセスノードで製造されたBitdeerの最新SEAL04チップを搭載しており、BitmainMicroBTといった老舗ハードウェアメーカーと直接競合するための、同社にとってこれまでで最も明確な一歩となります。

A4シリーズは3つのモデルで構成され、それぞれ異なる運用環境を対象としています。水冷式のフラッグシップモデル「A4 Ultra Hydro」は8,372.7ワットで毎秒886テラハッシュ(TH/s)を処理し、定格効率は9.45 J/THです。 「A4 Pro Hydro」は7,412ワットで680TH/sを達成し、効率は10.9J/THです。空冷モデルの「A4 Pro Air」は3,662.4ワットで336TH/sを発生させ、効率は10.9J/THです。

Sealminer A4 Series Debuts as Bitdeer Hits New Bitcoin Mining Efficiency Record
画像出典:Bitdeer。

Bitdeerによると、電力効率には±5%の許容誤差があり、ハッシュレートと消費電力には±10%の許容誤差があるとのことです。A4 Ultra Hydroの9.45 J/THという定格値は、Bitdeerの前世代モデルに比べて著しい改善を示しています。 2025年9月に発売されたSealminer A3シリーズは12.5~14 J/THを達成し、さらにその前のA2 Proモデルは14.9 J/THで稼働していました。各世代ごとに、Bitdeerがマシンレベルで目標としてきた10 J/TH未満の閾値に近づいています。効率値が低くなることは、採掘されたビットコイン1枚あたりの電力コストを直接削減することにつながります。これは現在、マイナーにとって重要な要素です。 2024年4月の半減期でブロック報酬が6.25 BTCから3.125 BTCに減って以降、ビットコインのハッシュプライスは下落圧力にさらされ続けており、旧式で効率の低いハードウェアを使うマイナーの利益率は圧迫されています。

水冷モデルは、熱管理が制約となる高密度データセンターへの導入を想定して設計されています。両水冷ユニットは最適化された熱性能に加え低騒音性も備えており、Bitdeerによれば、大規模な運用におけるマシンの安定性と稼働時間を支えるとしています。A4 Pro Airは、水冷インフラをサポートできないサイトにも柔軟に対応します。

Bitdeerはチップ設計からマシン製造、データセンター運営までを一貫して管理する垂直統合型プロバイダーであり、米国、ノルウェー、ブータン、エチオピアで事業を展開しています。A4リグは外部へのハードウェア販売だけでなく、Sealminerを継続的に拡大してきた同社内部のマイニング用フリートにも活用される見込みです。

発表当日、BTDRの株価は約1%下落し、過去のハードウェア発表時とはやや異なる動きを見せました。同社は発表で価格や予約注文の詳細、出荷スケジュールについては言及しませんでした。本稿執筆時点では、Bitdeerの発表ページにもA4に関する詳細がまだ反映されていません。

A4の発売は、Bitdeerが将来の世代においてチップレベルで約5 J/THを目標としていると説明してきたチップ開発ロードマップを拡張するものです。同社は以前、最適化された条件下でのチップレベルベンチマークにおいて10 J/TH未満の結果を示しており、A4はその性能を商用ハードウェアに反映させるものです。

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Bitdeerの垂直統合戦略は、サードパーティのファウンドリからチップを調達したり、競合他社からマシンを購入したりするのではなく、サプライチェーン全体にわたるコストと仕様を自社で管理することを意味します。このモデルにより、同社はハードウェアの生産量やタイミングをより細かく制御できる一方で、研究開発のリスクも社内に集中することになります。今回の発表では、生産数量の目標や納期に関する情報は明らかにされませんでした。

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